2016.10.11
【秋色に輝く樹木】蔓梅擬(ツルウメモドキ)を収穫しました。
お知らせ
ひだ路 四季折々
10月11日(火) 晴れ 12時現在 気温15℃
本日の奥飛騨は、鳥の羽のような「はね雲」が広がり、
時おり心地のよい風が吹いております。
先日、当庵の社長が近くの山で
蔓梅擬(ツルウメモドキ)を収穫いたしましたので、
皆さまにご紹介いたします。
蔓梅擬は、ツル性で、
葉っぱの形が梅の木の葉に似ていることから、この名前がついたそうです。
初夏に黄緑色の小さくかわいらしい花をつけ、
紅葉の時期に黄色から赤色の実に変わります。
当庵では、秋に収穫し、
葉を取り除いて乾燥させた後に飾っております。
秋に紫色の実をつける紫式部(コムラサキの実)や花餅などと同様、
冬には花が無くなる奥飛騨で、
『雪の季節でも花を飾りたい』
という思いから飾られたのが始まりだとか。
赤色と黄色に輝く実が大変美しいため、
よく、生け花の材料としても用いられております。
蔓梅擬は、日当たりのよい雑木林の中にあるそうですが、
当庵の客室【沢桔梗】からも見ることができます。
色づきはじめた木々の中に、
小さく可憐な実が隠れておりますので、ぜひご覧くださいませ。